こんにちは！
花田陵先生の作品『デビルズライン』を読みました。
以下ネタバレが含まれますので
先に無料の試し読みをオススメします。
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『デビルズライン』のあらすじ
彼は人の中にまぎれてずっと私をみていたのだ、ずっと･･････
世間は吸血鬼殺人と呼ばれる事件の話題で持ちきりだった。
遺体の首には犬歯のあとが残っており、血が抜かれて殺されているという話だ。
噂の真偽は定かではないが、既に3人の犠牲者が出ていることは事実だった。
つかさは大学の帰り道、友達と連れたって電車に乗っていた。
電車の中でガラス越しに男と目が合ったような気がしたが、次の瞬間謎の男は消えていた。
吸血鬼殺人の事もあり少し不安になったが、秋村が送ってくれることになり、複雑ながら一緒に帰ることにした。
秋村とは講義が同じで仲良くなったが、依然告白されそれを断ってからは少しギクシャクしていた。
気にしなくていいと軽口を行ってくれた秋村のおかげで少し気が楽になったつかさだが、その前にさっきの男の姿が。
危険を感じ逃げ出した2人、逃げ切れたと思った矢先に男が現れた。
「よう吸血鬼、男の血じゃあ物足りないか」
人と吸血鬼、止められない欲望は愛と呼べるのか?
究極の愛を描く、ダークファンタジー開幕!
『デビルズライン』のネタバレと感想
人と吸血鬼、本当の鬼はどちらなのか?
この漫画を読んでいると人間の残虐性や冷酷さを嫌というほど味わわされますが、だからこそつかさの優しさが浮き彫りになります。
優しさというと少し違いますね、愛情の深さと言った方が正しいかもしれません。
まず安斎というのは鬼と人のハーフで、吸血鬼を取り締まる側です。
吸血欲を危険視していて、鬼と人は近づかない方がよいと考えています。
次につかさは純粋な人間で、友人が鬼であったことをきっかけに安斎と出会います。
後に安斎とは恋仲になりますが、その道は平坦ではありません。
しかし、つかさの愛情により徐々に安斎の心が動かされます。
というか安斎が司とかかわることによって救われていくという感じですね。
2人が進む道は本当にいばらの道なのですが、でも応援したくなるんです。
ダークファンタジーという世界観で作られていますが、この作品はラブストーリーがメインになります。
もちろん鬼が起こす事件やそれを巡る人との対立、問題は山積みでどうしようもないような事件も起きます。
そちらもかなり丁寧に描かれていますし、見応えもありますがやはり安斎とつかさの恋が本筋です。
この2人の心理描写が絶妙で、泣けてくるんです。
ほとんど笑顔ではいられない状況で、次から次へと問題が押し寄せてきますが、2人で必死に乗り越えていきます。
やっと乗り越えたと思ったのに、7巻では今まで以上に非常な決断を迫られます。
確かに好きな人を死なせたくはないのは分かるけど、でも切なすぎるよ。
7巻では2人の恋以外の部分も動きがあり、スパイの行方や石丸の素性などいろいろと分かります。
様々な要素が絡み合った作品となっていて、本当に面白いです。
細かい内容はぜひご自身の目で
確かめてみてください！
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まとめ
安斎とつかさの恋愛、人と鬼の対立等見どころが沢山ある作品です。
徹底して丁寧に描かれるキャラクターの心理には共感してしまいます。
ダークファンタジーの傑作、是非ご覧ください!
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